初夏20

  軽度の知的障害の友人がいた。体育館のジム通いの中で出会い、社会的弱者への健常者として、庇護するmast命題の対象として、集団の中で疎外されそうな場面を忌避すべく、先回りしてものごとがハードランディングしないように、身体を張って、ソフトランディングすように振る舞って来た。社会的弱者側にも計算や打算があるのは当たり前なのだが、目の前に開陳された、浅はかな判断、それは、それ以前の庇護者が踵を返すトリガーを内在していた。天秤に掛ける行為自体を庇護される側がなしたとき、必然性を白日もとに晒したとき、

さて、どうするか?

 ものごとの重大性を知らしめるべきだと考える。ラインIDをタップして、右から左へスワイプして、ブロックした後、削減となった。

 辻褄の合わない、ラインにメッセージが続き、『ごめんなさい』のワードが最終メッセージとなった。自ら成した結果を自ら負うべきであり、あとは関知せずとなった。

 女性の感性は鋭い、二人のそばにいた共通の知人は、彼の狡さの本質を見抜いていたようで、当初から彼を忌避していた。当初はその意味合いが理解出来ずにいた。

 彼のために予定していた食事会をなんと、本人自身が何らかの打算の向こう側で、いわゆる二股を掛けてたようだ。都合が悪いのなら、日程を調整すれば良かっただけの案件なのだろうが、そこまで知恵が働かず、二股案件となったようだ。

 ジムに行くと、食事会のメンバーからもう一人のメンバーに連絡が入ったと告げられた。昨晩中にイベント中止判断し、日取り再設定で合意していた。ただし、そこには問題の彼の参加は除外することで合意していた。彼を入れると予定立たないのと、今回のように振りまわされかねないためであり、至極当然な判断となった。

ハイブリッドと接ぎ木

 ハイブリッドとはたぶんに和製英語なのだろう!和製英語的には、品質が一般のものより、なんらかの手段を用いることで、高品質を獲得した技術や生成物を言うのだろう。

 なんらかの手段とは、生態系の品種で良質な品種同士を掛け合わせて、優良タネ株の育種となるような按配を言う。これに対して、道具類に於いて、旧世代の仕様に新規機能を付加させることで、機能的に優位性がある使い勝手がより良い機能などをハイブリッド仕様とも言うようだ。

 ただし、付加機能を使いこなしてのお話しであり、付加した新規機能に振りまわされ、挙げ句、却って機能劣後しているものは、ハイブリッド仕様とは言えない、這い振りとでもなるのでは?

日課

 底冷えのする夜のアリーナで、汗を掻いて、そのままコートを着込んで帰宅することを、2週間ほど続けていたら風邪を引いた。以前、日課のジム通いで大量の汗のままで、寒い夜の道中が3日も続いたら、体調を崩した経験が有ったが、汗を掻く量が少なく、若干程度の肌身の冷たさくらいと軽く考えたのが良くなかった。

 軽く引いた風邪が、気がつけば、日々の日課がこなせなくなり、終日の自宅内での生活空間が全てとなってしまった。4日もすると、世の引き籠もり世代の気分が芽生えて来そうだ。天候を雨振りが続いて、散歩も出来ないとなると、いよいよ、

『どうにかしないといけない!』となり、とりあえずテレビ体操を復活し、ストレッチマット上で、日課で行っている柔軟体操をした。1週間以内の復活だから、ストレッチ自体は以前とほぼ同じ水準の柔軟性を保持している。

 からだがぽかぽかあったまる快い気分を久し振りに肌身に感じた。

春の日差し

 暖かい日が続いて、公園までの途上の住宅街の一軒庭先から、隣家の車庫を越境するように、見事な花木が枝を広げ、陽光を集めるように、白い大きな蕾がいっせいに開きはじめていた。

 この翌日から寒戻りとなり、寒風が身に滲みる今日この頃かな

ムーヴメント

 オマハの賢人の投資案件哲学現する格言に、『Buy and hold!』があるが、この言葉の後には、not with trading と言うシナリオが本質なのだろう!

 短期トレイデイングしても、短期相場は後出しジャンケンして来るので、まずくたびれ儲けが結果である真理を説いているのだろう。ただし、投資の神髄を獲得知として持ち合わせていない、一般人は目の前の美味しそうな豚まんには手が出てしまい、その彼方将来に振ることが可能な、打ち出の小槌を手に入れることは出来ない傾向のようだ。

ビジネスモデル

 成長期の企業は赤字でも良いか?ビジネスモデル自体が収益構造が赤字体質だと、これは早晩債務超過となる確率が高いので、その赤字丸の船長さん及び乗組員は、救援船でも来ない限り、一蓮托生の境地でいくところまで行くしか、大海原に航海中に於いては、己の持ち分を全うするより他はない。

 もともと、食いっぱぐれない事業経営だから、人的資源以外は相手企業持で事業経営が可能ならば、人的資源を拘束する期間内で付加価値らしき事象変化を遷移的に表現することで、投資家擬きに対する目眩ましと十分に機能する。

 先頃、シーズ段階で最初に手を付けた、ファースト投資案件が消滅したとのこと、ファースト投資案件とは、最初に手掛けた案件なので、死のロード行脚の段階で、その時点一番有望な案件であり、選択と集中してなけなしの資金をつぎ込んだ、成長シナリオ基幹案件であることが必要十分な根拠を持ち得る。

 成長シナリオの基幹案件が消滅してしまった事業経営とは?収益性の極端低い、既存事業収益構造からキャップの掛かった、寄生構造を備えた事業構造だから、よほど事業自体が急速に成長しない限り、事業継続自体が望めないかな~

帰り道

 いつもの見慣れた風景が車窓を流れてゆく、ただし、未だ陽は傾いておらず、世の中を明るく照らし続けている。コロナ渦以前なら、暮れなずむ都会の交差点を左折して、甲州街道を北上していた。

 気分的には、祭りの終わりの愛おしさに後ろ髪引かれる。陽の傾きの中に漂う都会の残り香を両の掌の中に手触りとして感じてしまう。そんな哀愁に浸っていた。

 皇居の掘り端を併走する。来るとき見た鴨の群れが、この風景の中には存在しないことに気付いた。

 あっけらかんとした、渇いた風景画が四角いカンバス内に映し出されてゆく。

未だ、陽は高い。