さがしもの

 遊歩道のスタートあたりで以前から探していた樹木が特定出来た。栗の実が成っている木を確かめ続け、3ヶ月以上経過していた。季節の区切りで剪定されるようで、また、風景自体が壁の染みを観ているのと同じで、変化に気付かない状態で、季節感のみ堪能していたようだ。どの樹木が目当ての木なのか、いがの実が無い状態では判別特定出来ないでいた。

 今朝、目を凝らす小枝の葉陰に、やわらかな光に包まれて、緑色の小さないがいがを認める。