2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

回復力

年寄りの冷や水でやり過ぎたようだ! トリガーを引いたのは、当日夜参加したバドミントンだ。実は夕方図書館に寄ったとき、腰のあたりに違和感があったので、休もうかと夕暮れの中思案したが、週2回の定期開催が1回シルバーウイークでペンディングとなって…

どんぐりの実

しまったと思った。早朝のエクササイズ途上で径から拾い上げた、大きな団栗の実をトレーニングパンツのポケットに入れたままだったのに気が付いた。洗濯機は既に止まっており、中を覗いてパンツのポケットを探るが見当たらない。洗いものをかわして捜すが見…

おんなはしり

今、来たのかと問われた。いつものウオーカーは運動終了のようだ。ウオーミングアップで歩き出した後ろから、ランナーの足音が迫って来たので、道を譲り挨拶をすれば、肩を揺らしながらはしるロングの彼女であった。大きく頷いて走っていった。日曜日はこの…

どんぐり

森入り口で、ウオーキングの日課が終了した彼女が微笑んだ、 『寝坊したので~』と挨拶すると、 『日の出が遅くなって来たし、時間帯少し遅くしてるの』と返してきた。 夏の日差しにいつも日傘の庇の向こうからの見詰める瞳が、いまは遮るものはなく、森の小…

あきあかね

銀杏並木まで来ると、見慣れた後ろ姿が歩いていた。180cmx100kgはある巨漢である。小学生の登下校時の横断歩道ごとに交通整理する見守り隊、おじさん世代のボランティアに参加されているうちで、何故だか気安く口をきくようになった。 わたしより一回り以…

カラタチの実

ウオーミングアップで遊歩道の出口まで来ると、腕くらい広がった枝が径の先に横たわっていた。切り口が新しいので、剪定後の枝が落下途上で枝にひっかていたものが、昨夜のうちに落ちてきたものと思われた。反対側の遊歩道入り口で作業中のおじさんにその状…

『母の待つ里』浅田次郎 読後感2

筋立てが奇抜で、人のこころの襞の陰影を美しい里山の景色と対比で浮き彫りになっているところが見事だが、一度読むと再度手は伸びない。筋立てが露わになっていないときにこそ、ストーリー展開への期待値がエントロピー呈す。種明かしがばれている手品は興…

『母を待つ里』浅田次郎 読後感

お話しの構成が面白い、1編目が見事な掴みとなり、2編目以降どうなるのかと最後まで読んで、 主人公はいったい誰だ?となった。 多分、読み手が主人公になるのだろうか?

リンパストレナージ

久し振りに4時に起床した。血圧も低く気分爽快、床の中で2時半過ぎに目覚め、相場の確認などした後、電子版連載小説などを読んだりして、明け方前に床を立った。マーケットの今後の趨勢にどう対象するかは、大枠決定済みであり、細部の調整をしていくことに…

『母の待つ里』浅田次郎

図書館での貸し出の順番に並んで、1月以上待っての読み出しとなった。本の題名から著者との不似合いな気分となっていた。最近は、目次に目を通すようになった。オムニバス形式の短編集かな?と、1編目を読み終えた。種明かしは2編目以降までくると、分か…

2度寝

4時前に目が覚めた、と言うよりは読みかけの本の続きページを繰っていて、寝入っていた。いつものニュース番組も特番でお休みのようで、テレビ予約も働かなかったので、22時過ぎには寝入ったようだ。2日続きでベンチプレスに挑戦するのも筋肉に過負荷にな…

お月さま~

ベンチプレスで、37.0kgに挑戦していたら、Fちゃんが上から覗いた。 『何時来たの?』 『さっき、来たばかり! 『いつ、きたの?』 『いま、来たところ~』 ー午前中、実家に行くので、夕方行く ー と朝早くラインで連絡して来た。彼女の夕方が何時なのかわ…

一気読み

『諸葛亮』宮城谷昌光 日経電子版 三国志の英雄の一人、諸葛孔明の列伝である。幼少期からの生い立ちが描かれており、これまで読んだ三国志物語だと、伏龍が隆中に隠遁生活しているあたりからの登場となっていたので、ストーリー展開として秀逸である。 一気…

いがぐり鈴生り

ランニングですれ違った、女性のふくよかな朝のスタイルに、あのくらいまで太ってくれればと、多分今現在眠っている彼のひとを思った。一周すると、さっきの彼女が一本の木を見上げていた。ランニング後のクールダウンを始める前に、何を見ていたのだろうと…

ベンチプレス

妻が夏バテで体重が激減し、40kgを割り込んだ。週末から日曜日にかけて休業宣言され伏せっており、もともと頑張り屋なので、家のことで手伝いらしいことはしたことがなかったが、彼女も高齢者になってくると、重い物の持ち運びにも苦労するがいろいろ考えて…

初めてのお使い?

妻が、ちいさな紙の切れ端に、3行ほどの小さなメモ書きをして、手渡した。いわゆる、買い物リストである。先程、まるで蟻が造り上げたよううな、食料庫から取り出して来たアイテムを見せて、アルファベットと数字で出来上がった、箇条書きの表す1品が何か…

書きこみ

最近読んだ『小説家になるための技集』のようなHOW TO本があった。物書きは多かれ少なかれ、私小説が書き始めとなるようだ。私小説とは簡単に言えば、自分に起きたことを主題として捉え、自分が主人公としたストーリー建てとなる。 以前行ったこともない土地…

日の出

4時には目覚めており、ベランダから天気を確認して、5時半スタートのエキササイズとなった。草原に出た辺りで振り返ると、登り陽が樹間から顔を出していた。 ジム仲間の彼と彼女からお誘いのラインが軽くていい。先週、20代の友人の優待券でやったエアロビ…

竜胆?

一番大事なものがなんであるかを理解したとき、物事がすっきり見渡せるものだ。しばらく、決めあぐねていた案件の解を求めてさまよった。途中ひょんな展開から正義を上段から振り降ろす剣に合い、しつこく立ち回る白刃を交わしているうちに、守るべき本質が…

めんどくさいな~

しばらく振りの朝の小径は、雨のあがったばかりの空気が充満していた。 駐車場から遊歩道に向かうと、向こうからいつも出会う同じ歳のウオーカーが近づいて来るのが見えた。何周目なのかと聞くと、既に私が躊躇した雨脚の中を彼は4周しており、森の小路入り…