書きこみ

 最近読んだ『小説家になるための技集』のようなHOW TO本があった。物書きは多かれ少なかれ、私小説が書き始めとなるようだ。私小説とは簡単に言えば、自分に起きたことを主題として捉え、自分が主人公としたストーリー建てとなる。

 以前行ったこともない土地の風景描写を描くとき、ネットで彼の地の遠景近景をいろいろ切りとりするが、結局は探し出した身近な場所を風景描写に合わせて再構成することになる。要するによく知った風景を舞台仕立てに再構成して、身近な風景描写を事細かく書き込む。結果として言えることは、見える範囲内を描いていることに過ぎない。

 他方、背景設定したあとに何を描こうとするかによって、主題が設定されるみたいなことが書いてあるのかなと思っている。実は途中読みである。