2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

小さな花

テレビ体操後、公園に向かった。陽が上がる以前に、まだ、緑の涼しさが漂う木陰の遊歩道をランニング始めた。日差しは既に強いのだが、朝の透き通った静けさの中を走り始めた。走りながら、目に映るワンカットを切り出し、本日のフォトはどれがいいかなと思…

夕暮れランニング

週はじめに東京遠征して、リュック背負って半日博物館見学したら、まして、朝からホテルの炭酸水とミネラルウオーターのボトル以外補給なしで、久方ぶりの馴染みの館内総ざらい、いつもならコンビニでおにぎり2個購入後入館するのだが、2年ぶりともなると…

菩薩像

2年ぶりの上京となった。通い慣れた駅からの裏道を歩いた。夏の陽が暑いが、短パンに半袖Tシャツにハイカー仕様の皮のブーツ、歩き始めなので肩に背負ったリュックの重さはさほどでもない。ビルの隙間の脇道を通り過ぎ、目的地の前に着いた。階段を登りエレ…

銀杏並木

夕方、図書館で日経読見終え、ウオーキングに出掛けようとして、新聞ホルダーに挟み込もうとすると、上手くいかない。蛍の光のメロディーが関内放送で流れ出した。焦って手元がままならない、なんとか、収納庫に納め、急いで出口に向かった。途中、館内員は…

桔梗

公園からの帰り道、畑の端に紫色の花が咲いていました。 朝起きて、マーケットの棚卸しをすべく、データーを取得する。5分程度で終わり、トランザクション処理を起動して、エクササイズに出掛ける。昨日より10分程度早く、公園到着後ランニングシューズの紐…

きのこにょきにょき!

遊歩道の分かれ道まで来ると、T字の右手から年配者が歩いて来たので、挨拶しようと思ったら、先方からずいぶん久し振りですねと言われた。昨日と別人であり、年明けの寒さで時間帯をずらしていた旨伝える。5周ランニングしてクールダウンでウオーキングし…

マンサク

テレビ体操こなし、モーサテを少し見たところで、ランニングに出掛けた。遊歩道1周目で追い抜いた、年配者に声を掛けると、『ずいぶん久し振りだな!』と返信に、振り向いて笑顔を返すだけとなった。以前は公園内で実施している、ラジオ体操に参加後向こう…

緑陰に百合

一つの夢の泡がはぜそうだ。夢が存在した舞台に上がり、夢に携わった人たちの様子を見行かなければならなくなった。そして、そこに預けたわたしの夢も始末して来なくてはならない。 深夜2時半くらいに目が醒めた。トイレに行き、どうしたものかと一瞬考えた…

紫陽花

ランニング終了後、クールダウンで歩いていたら、チビスケ2匹と散歩中の奥様が目に止まった。紫色で薄手のワンピースを纏い、銀杏並木の端で2匹の小さな白いわんこを遊ばせばている姿が絵になった。 『チビスケの散歩、雨降りはどうするんですか?』と問え…

朝顔

潜行挺のブリッジ前部探照灯で照らし出される光の筋の中に、海溝の底にある裂け目から湧き出し続ける気泡が、小さな粒から大きな泡へと体積を増しながら姿を現し、そして漆黒の闇のかなたへと消えてゆく。わだつみ号の操縦士と海洋研究者は、深い裂け目の中…

もみの木

昨日は起床が9時近く、既に陽が天中に昇っており、休養日とし翌週の戦略シナリオの確認をして午前中いっぱいかかり、午後から棚卸し処理のソースを改修する。週末にシンボル選択してトランザクションを起動するとエラーで停止してしまい、以前同じ様なバグ…

黄色い一輪

日経『私の履歴書』 矢野龍 住友林業最高顧問 筆者がどのようないきさつで、この企業を選び、または、ヘッドハンティングされ、材木屋海外駐在員として、米国大陸山間部を渡り歩き、山師的稼業を経て、地域社会に溶け込み、雄大な北米大陸の自然を満喫しなが…

深夜のフェドウオチャー

目覚めると2時過ぎであった。毎度のことながら、食後に布団の上で寝転がって、テレビのニュース番組を流しながら、本のページを体をローリングしながら、ページを繰る腕が疲れないように、一定間隔で右へ左へ、ゴロゴロしながら寝入ったようだ。 為替レート…

センダン

樹木の苗木の添え木をいじっているひとがいた。苗木を新しく植えたのかと聞くと、以前植えた苗木が枯れたので、松を植えているのだと知れた。どうもボランティアでこの森の世話をしているようなので、檜はあるかと聞いてみると、無いとの即答が返って来た。…

アラカシ

早朝側にエクササイズ時間帯を移動して2日目、7時前にスタートする直前に、目当ての樹木の写真を撮りいくと、目的の木が見つからない、しばらく探してやっと見つける。昨日見つけておいたものと違うものを選んだようだ。最近、周回のこなした数が不確かに…

シラカシ

5周走り終えようと、前を見ると以前よく出会っていた、ウオーキングの女性が気付いたように注視していたので、手を上げると相手も手を上げた。彼女もエクササイズの時間帯を早朝側に戻したようだ。 本日もイベントのテント設営真盛り、昨日声かけた大柄の店…

ウラジロガシ

週末なので、マーケットデータの処理を起動して、7時台の早朝のランニングとなった。昨年までの見慣れウオーカが目にとまる。日差しも天央に達しておらず、爽快な遊歩道を走り始めた。 朝目覚め、時間を確認すると4:00であり、マーケットを確認し想定シナリ…

イチイガシ

夕方、図書館帰りの散歩で、愛犬の散歩中の数人と数犬がいつものベンチでたむろしているところに、いつもの時間帯で出逢った。ランニングしていないので、飼い主の一人が声をかけてくれたのに反応して、彼女の黒い愛犬に近付くと、ラブラドールと目が合い、…

スダジイ(ブナ科)

休養日にしようかと昨夕自重のウオーキングしながら思ったのだが、一晩、十分な睡眠と共に、我が体力が回復したらしく、自重の休養日となるはずの朝は眩し過ぎる割には、吹く風は乾いて冷たく、気持ちよいランニング日和となった。 2日連続で布団の上のうた…

クローバー

昨夜、両足首に違和感に目覚めると、食後に布団の上でうたた寝してしまったようで、予約したニュース番組が流れていた。3時間ほどの熟睡のあと、左右の甲の筋が痙攣しそうとなり、慌ててしゃくなげ粉末の配合された漢方薬を飲んだ。 ベッカムがアキレス腱を…

日溜まりの黄

-石原慎太郎短編全集Ⅱ―『僕らは仲がよかった。』著者が一橋大の寮住人時代の仲間3名の青春回想物語、インが3名で、OUTが2名のアイロニーとなっていた。 渡る風が涼しい光の中を走る、最低週一でランニングしない休養日を設けるように、接骨院の先生に言…

エノキ

昨夕は左足小指のまめが痛いので夕方ランニング取り止めて、ウオーキング1周だけで切り上げた。風呂上がり小指のまめをみると体液がはちきれそうなので、焼いた針で突っついて、液だししようかと思ったが、一晩置いたら体が吸収したようで、指の皮が肉に張…

軽装甲機動車

-石原慎太郎短編全集Ⅱ― 巻頭の『青木ヶ原(完全版)』は、大人の童話で心中した男の成仏できない幽霊が、愛でたく三途の川を渡る為に、祟られ無償奉仕で探偵ごっこする男の話。2話目が作者の真骨頂?『やや暴力的に』①救急病院にて、②計画、③リングの下で、④…

ムクロジ

羽子板の羽根の黒い玉がムクロジの実の種を使っていたのだと、緑色した指貫くらいの果肉で包まれた実を拾い集めていた、おばちゃんが教えてくれた。明治の時代くらいには、プラスチックなどなかったのだろうから、そのようにしたのかと納得した。すると、ム…

アカカシ

スマホが手を滑り抜け床に転がった、スマホの裏面に設置した持ち手金具が無残に外れて、裏向きになった本体と少し離れて所在なさげに転がっている。 朝のエクササイズの出がけのハプニング、歩数計も兼ねているのでいつもトレーニングパンツのポケットに入れ…

花梨の実(赤ちゃん)

ヤマト・タケルの古代転戦史は、父親の大君から疎外された皇子が、大和朝廷から遠隔地の豪族討伐に名を借りた、死出の片道切符を抱いた哀憐旅でもあったようだ。 その中で、荒れ狂う海原に身投げて、夫の行く手を遮る海神の怒りを静め、行く手を開いたオトタ…

笛吹き童子

エクササイズ終わって、木陰のベンチで株板を見ていたら、和笛の韻律が流れて来た。彷徨った視線が大きな楓の根元に行き当たった。雅楽の調べが初夏の日差しで色濃く写し出された、黒い影の中から流れ出て来ていた。