けしの花

  軽度の知的障害の友人がいた。体育館のジム通いの中で出会い、社会的弱者への健常者として、庇護するmast命題の対象として、集団の中で疎外されそうな場面を忌避すべく、先回りしてものごとがハードランディングしないように、身体を張って、ソフトランディングすように振る舞って来た。社会的弱者側にも計算や打算があるのは当たり前なのだが、目の前に開陳された、浅はかな判断、それは、それ以前の庇護者が踵を返すトリガーを内在していた。天秤に掛ける行為自体を庇護される側がなしたとき、必然性を白日もとに晒したとき、

さて、どうするか?

 ものごとの重大性を知らしめるべきだと考える。ラインIDをタップして、右から左へスワイプして、ブロックした後、削減となった。

 辻褄の合わない、ラインにメッセージが続き、『ごめんなさい』のワードが最終メッセージとなった。自ら成した結果を自ら負うべきであり、あとは関知せずとなった。

 女性の感性は鋭い、二人のそばにいた共通の知人は、彼の狡さの本質を見抜いていたようで、当初から彼を忌避していた。当初はその意味合いが理解出来ずにいた。

 彼のために予定していた食事会をなんと、本人自身が何らかの打算の向こう側で、いわゆる二股を掛けてたようだ。都合が悪いのなら、日程を調整すれば良かっただけの案件なのだろうが、そこまで知恵が働かず、二股案件となったようだ。

 ジムに行くと、食事会のメンバーからもう一人のメンバーに連絡が入ったと告げられた。昨晩中にイベント中止判断し、日取り再設定で合意していた。ただし、そこには問題の彼の参加は除外することで合意していた。彼を入れると予定立たないのと、今回のように振りまわされかねないためであり、至極当然な判断となった。