エコー

 エコー検査を受けた。言われるまま寝台に横たわりお腹を晒した。エコー診断端末を肌にあてるまえに、熱いジェル状の塗布材が診断がはじまったのを教えた。エコー診断端末で短針した画像が右手に眺められた。

『これ何処?』と腎臓豆のような画像化された、短針音の反響から画像化された、所謂魚群探知機ナイズされた画面を見つめていた。

『左の腎臓ですよ。』

『大きいな!』みたいな会話をインターンらしき医学生とやりとりしている。

この時点で、半ば、エグジット側が天国なのか?地獄なのか?判断が憑いた。