センダン

 樹木の苗木の添え木をいじっているひとがいた。苗木を新しく植えたのかと聞くと、以前植えた苗木が枯れたので、松を植えているのだと知れた。どうもボランティアでこの森の世話をしているようなので、檜はあるかと聞いてみると、無いとの即答が返って来た。この森のことはなんでも知ってそうなので、この先の分かれ道の大きな木は檜ではないのかと質すと、すたすた歩き出し、これがもみの木、これが○○杉、そして、こっちがとうあぶらきりと説明された。ヤマモモってどっかに有りましたよねと聞くと、『どっかで見たね?』微笑んだ。

『こういう社会奉仕って、たいてい女性がやってるですね。』礼賛の意を含めて見つめると、焦点がフォーカスされ、しばらく、この森の生い立ちなどの話し込み、最終的に、是非とも森を守る会に入るように促された。

 さて、どうしたものか?