花梨の実(赤ちゃん)

 ヤマト・タケルの古代転戦史は、父親の大君から疎外された皇子が、大和朝廷から遠隔地の豪族討伐に名を借りた、死出の片道切符を抱いた哀憐旅でもあったようだ。

その中で、荒れ狂う海原に身投げて、夫の行く手を遮る海神の怒りを静め、行く手を開いたオトタチバナはいったい何処から船出したのか?が気になった。

下総に渡る船路であり、行く手が見えるには、三浦半島あたりかなと考えて、ぐぐった。

実際にはまずは海蛍の位置を確認すると、羽田から木更津の中間なので、少し違うかなとなり、横須賀海岸辺りとなり、向こう側に下総の国は見えそうだ。

すると、『港のようこ横浜横須賀』のようこはオトタチバナの転生かも知れないとなり、その作曲家の嫁の若い頃の姿に羽衣を纏わせれば、雅な雰囲気が実に似合いそうに思えて来た。

オトタチバナ妃が若き日の『ようこ』と同期して来てしまった。