どんぐり

 森入り口で、ウオーキング日課が終了した彼女が微笑んだ、

『寝坊したので~』と挨拶すると、

『日の出が遅くなって来たし、時間帯少し遅くしてるの』と返してきた。

 夏の日差しにいつも日傘の庇の向こうからの見詰める瞳が、いまは遮るものはなく、森の小径に馴染んでいた。

 連夜のジムのエクササイズ参加で熟睡したせいなのか、腰周りがすっきりしている。本日は接骨院に経過をみせにいく予定であり、さてどうなるか?そう言えば、血液検査でクレアチニンの数字が正常範囲内に戻っており、掛かり付け医が首を傾げていた。腎機能は不可逆のようで、普通は一旦数値が上がると戻ることはないようだ。今月受けるドックの数値が良ければ、改善したことになるのかな~