2022-09-15 『母の待つ里』浅田次郎 読後感2 筋立てが奇抜で、人のこころの襞の陰影を美しい里山の景色と対比で浮き彫りになっているところが見事だが、一度読むと再度手は伸びない。筋立てが露わになっていないときにこそ、ストーリー展開への期待値がエントロピー呈す。種明かしがばれている手品は興ざめとなるのとおんなじかな?