帰り道

 ジムで2時間程度のエクササイズをこなして、駐車場を出際にビルの陰に隠れた上空がやけに明るいの気づいた。

『満月の夜なのかな?』と妙に明るい見えぬ夜空の一隔を想像していた。踏切を渡り左折して、いつもの帰り道を進んで行く。交差点でクランクして、郊外衛星都市のメインストリートに出たところで、フロントガラスの上方に明るすぎる夜空に満月が輝いていた。  纏めて書き綴ったブログは、時間経過が逆転しており、真昼の宵待月の空は2週間以上以前の群青だったようだ。

 満願成就の満月の夜、澄み渡った夜の空気を切り裂くように、私を乗せた車が疾走していく、交差点の信号機の目は青が続いてゆくようだ、