予科練のうた

20.6.26-2 16:50~19:00 15,205歩10.2km

 すり鉢上になった芝の斜面に長身の年配者と思われる男性が直立して、左手に白い紙片らしきものを翳し、歌っているようなので、右耳に手を添え聞き分けると、なんとなく音調で、聞き覚えのある歌詞はイメージできた。

 さらに残りの左耳にも手を翳し、両耳にてダンボみみが判読すれば、

 ー ななつぼたはさくらにいかり ー

となり、霧島昇の若鷹の歌であった。

 丁度通りかかったウオーキングのおばさんに、予科練歌唄ってると言うと、

 ー 毎年この時季になると、歌って見えますね ー と返ってきた。

 夏至を過ぎた頃、灯ともし頃には周りは明るく、青空も見えるが、設定時間通りにいくつかのフットライトが灯って来ている。

 すこし、蒸し暑い初夏の夕暮れ時