ピロリ菌4

 病院でピロリ菌撃滅作戦の為に使用する化学兵器を院内薬局窓口で受領し、使用方法など作戦会議を実施した。本作戦はタケキャブ作戦と命名し、タケキャブの機能を活かすために、ピロリ菌の兵站を絶つべく、滅菌剤と抗菌剤の朝夕に戦線への散布することとなった。

 散布する量が種類ごとに異なるため、はじめは注意をして散布していたが、支給物資の中に作戦指示書、個別兵器ごとの使用量内分け確認表を見つけたので、その表にそれぞれの薬剤兵器ごとに並べて、間違うことなく1週を経過した。

 心なしか、ピロリ菌焦土作戦完遂した充実感にしたる。