一週間の断酒となった。
我が胃の腑はピロリ菌の巣窟となって、はや数十年、ペニシリンアレルギーの身の上なので、高齢者の部類に入ることもあり、墓場まで奴らを飼い続けてゆくことを一旦は選択したのだが、我が胃の腑の哀れな姿写真を内科医に見せられに至って、一大決心となった。
健保の人間ドックで胃カメラを飲み、内科医に我が胃の腑が奴らに好き勝手されているさまを白日の下に示されるに至って、ピロリ菌除去戦線を戦い抜くことになった。
台風一過の昼時、半年振りにジムでのエクササイズに取り組んだ。さすがにに朝のラジオ体操は中止だろう決め込んで、7時すぎに窓の外を確かめると、台風一過の青空がベランダから開けて、ひょっとしたらやっていたのかもと思えるくらいの晴天であったが、しばらくすると雲行きが怪しくなったと思うまもなく、激しい雨と風となった。そこで、再開したジムでのエクササイズを選択することになった。
めんどくさいコロナ対策をなんとかこなし、いざランニングマシンに乗った。10分ほど歩いて、傾斜をつけて5分のあと、以前はやったことのないランニングへと進んだ。ウオーキングの倍のスピードにして慣れたところで、ハンドルの補助を離してなんとか最高負荷をこなしたが、最後はスピードを落として予定時間前に降りた。
続けて、エアロバイクならバランスを崩すことないのでと、以前実施していた負荷で実施してみると、少しきついが出来ないこともないと続けると、体中から膨大な汗が流れだし、室内エアコンの風で体が冷えてしまう状況下、15分でバイクを降り、体調調整するはめとなった。
以前のエクササイズの負荷は3時間くらいでゆっくりやっていたので出来たのかなと反省しきり
夕方のウオーキングに出かけようとしたら、山の神が、
ー 北東の空真っ黒よ! ー と言うので、ベランダ越しに空をうかがうと、
ー そっちは南よ! ー
で、娘の部屋のベランダから北東の黒雲を確認した。
ー 1時間はもつかも? ー との神様のお告げもあり、雨降られないだろうとの考えで、公園の駐車場に行くと、知り合いの車が突っ込み駐車してるところに横付けした。降りようすると、横着けた車のドアが開き、
ー 今来たところで、雷が怖いので車の中にいたの! ー と元お姉さんが宣う。
雲行きが怪しいので、ウオーキングを開始すると、元お姉さんは何やらめんどくさそうな準備中みたいなので、テイクオフする。しばらく歩いて、振り向くと追いかけて来る彼女の気配ないので、雲上の雷さまの稲光と競争して公園周りを2周して、森の公園に向かおうとして、左手をみれば、見慣れた影2つ。手を上げて、森の小径行く旨伝える。
森の小径をジョギングでなく、体重を完全に片足乗せて蹴返して、ランニングを試みると歩幅が広くなり、しなやかな走り姿をイメージして上体のぶれがなくなった。