忘れもの

 マンションの玄関を出て踏切に向かう手前で気付いた。膝のサポーターを忘れた。引っ返すか?一瞬迷ったが、忘れるくらいなんだから、体自体が要求していないのだろうと考えた。公園まで2kmほど歩いてベンチに腰を降ろした。いつもなら、シューズを履き直して、靴を履いたままでサポーターを左膝に付け、頭にタオルを撒き、帽子をトランクスのポケットに仕舞う。ランニングの準備が終わり、体が頗る調子が良いのを自覚した。アイシングの効果なのか?と感慨深く思った。

 一応、ゆっくりスタートして、十分慣らしで、スタートした。9時くらいまでにお天気が崩れる天気予報なので、週末のトラザクション処理を起動して、7時半過ぎにはエクササイズの場所に向かっていた。

クールダウンで立ち止まった木陰で撮影したスナップショットを見れば、黄色い花が一輪緑色の斜面に孤高の姿が映えていた。