玄関ホールを抜けると、夕焼け空に見事な虹が天空に向かって立ち上がっていた。玄関先で駆け上がった七色の帯に見とれている観客1名、以外と周りは、無表情に夕闇の中に佇み、感動の気を帯びずに消えてゆくのだろうか?

 遊歩道を1周だけ、夕暮れの中を散歩と洒落る。オレンジ色の空に包まれて闊歩する。ところどころでアングルに凝って、数枚のスナップショットを撮っていた。小径から芝生面まで奥まって、お気に入りの構図をこころみるが、いまいち感にシャッターを躊躇したりする。結局は、夕暮れに佇む自らの姿は心の中に激写していた。