サーキットブレーカー

 以前から気になっていていたことがある。他の件で問い合わせたついでに問い合わせていた。ヘルプデスクへのアクセス自体はするのだが、心に引っかかった案件は聞かず仕舞いになるもんだ。

 電話口の向こう側に如何にも頼りなさげに答える彼女がわたしのジョハリの窓を開いて、永遠の気がかり案件を質問させていた。

   上席者に確認したいとなった。南米で実質上デフォルトした国は、結局は債権国との間に債権額の一部分の債権放棄と、相手側からの債権案などを受け入れることで、債務の縮小化と債務支払い期間の長期化を行うことで、債務支払い可能な水準まで債務の矮小化を行うことで、完全デフォルトを回避するのが常套手段となっていく。

   ところで、知りたかった事柄とは、完全デフォルトした場合のポジションの価値がどうなるか?であった。サーキットブレーカーが働いた時点での清算となるとの回答となった。有限な価値交換が保証されていることになる。企業倒産時に株式のような紙切れにはならないと言うことだ。