ブルームーン

 いつもなら、ジム通いのあと夕暮れ時の散歩しがてら、大きなまんまるい月の輝きを森の上方に仰ぎ見ている。先週ブルームーン以前のほぼ満月のスナップショットを撮ったが、ピンボケとなっていた。

 ニュースでスーパーブルームーンの話題が流れていた。ベランダからは見えないので、玄関を出て空の明かりを頼りに、遠く見渡せるところまで来ると、雲間に満月が輝いていた。

 公園までの途上の線路沿いに白い朝顔が咲いている。朝の気配が秋めいて花に気付いた。盛夏の頃も通った路であり、咲いていたら、気付いていたはずである。熱波下には似合わない楚々とし佇まいではある。