いつもの時間帯に目が覚めた。入浴剤を入れた緑色のバスを使い、褐炭の配合されたボディーソープで全身を洗うとすっかり目が覚めた。近くのコンビニに朝食を買いに行くと、早朝便が未だ入荷していないらしく、棚に残ったサンドイッチの日付チェックをしていた。値引シールを貼るのかなと思っていたらスルーした。サンドイッチとヨーグルトを選んでレジに行くと新聞の束を手元にしていたので、確認すれば、昨日分だとのことだった。朝便の時間帯を確認しようかと思ったが、いつもなら、こんな時間帯に外出しないので、チェックアウト後におにぎりを調達に来たとき新聞を手にすればいいと、問わず語りとなった。早朝の散歩もと思ったが、部屋に戻り腹ごしらえして、相場の確認し戦術を練った。
嵐の中で波間にオンボードとした、運任せで放した資材の半ばを鞘抜きのおまけ付きで回収出来きた。直近の足場として機能しそうである。
この価格帯を超えれば、パドリングが可能になり、テイクオフの可能性が出て来る。週末を挟んで天変地異のニュースが流れている、はたまた、地政学リスクも未解決である。リスクテイクは慎重を極めることになるが、一方で大胆に一手を打つべきでもある。
『さて、どうしよう?』
とブルジンのスモモの甘酸っぱさと、ピーナッのようなコクのある香ばしさ、そしてハーブの香りを楽しめると言う珈琲にミルクを入れようとして、思いとどまった。思い止めたのは香りではなく、静かに落ち着いた色合いであった。