嫁に出来上がりを確認した。いつもは虎刈りにはなっていないと返事が返って来る。ひと月1度くらいの10分くらいの散髪をする。手鏡で確認しながら、ほぼ地肌に合わせて刃先にセットしたすき刈り用ガイドアダプターを滑らせるので、初めて使用したときから、上首尾となっていた。出来上がりを嫁の目で確かめて貰うが、多少のカットし残しがあるが、はじめた頃は指摘したところを自ら補正してくれたりした。
手鏡で襟足辺りを確認書すると、右側にもじゃもじゃと切り残しが発生していた。すき刈り用のアダプターをセットしたままで、再度刈り上げを試みたが、上手くいかない。そこでアダプター外して直接刈り上げた。
評価者が何かいつもとちがうことしたと、笑みを浮かべながら言った。結果、主に右手作業したため、右から左に斜めの襟足となっており、アダプター無しでカットした辺りがすっきりし過ぎとなっており、いわゆる虎刈り状態になっていた。
スマホで写真を撮影して、笑う彼女に、
『遠目には分からないかな?』と慰められ、
『ひと月経てば、なんとかなる!』となった。
なんとなく、涼しい首回りが気になるこの頃となった。