ランニングシューズ

1年前シリーズの.3

 ランニング時に履いているシューズの在庫がなくなった。昨年の11月下旬に靴の特売を駅前のイベント会場でやってるとの情報を妻から得て、夕方のランニングの帰り寄り道して会場に行くと、場内は閑散としており、客はわたしの他に一名だけであった。

広告の目玉の靴を尋ねると、大きなサイズ一品だけ売れ残りが正面入り口のテーブルの上に言い訳のように積んであった。

ブランドものへの欲求ははなからなく、シューズとしてのコスパを求めていた。

約2月で履き潰してしまうので、靴としての機能があれば良かった。陳列台を回って、目当てのサイズを1足選び会計をした。

  ひと月ほどで、踵がすり減って来ているのを見て、もう一足買うべきだったことを後悔して、改装オープンしたスーパーの2階を訪れると、靴売り場が移動したらしくいつものコーナーが見あたらず探し回る羽目になった。

結局、在庫処分のコーナーから4足、わたしのサイズの色違いを見つけ出し、『これで半年は保つな~』と満足したのを覚えている。

 在庫が払拭して、左足の踵の自由度が増し、左右の両方の蹴返しでランニングが可能となって来た。