爪先

 夕方、いつもの公園の遊歩道をジョギングして、3周目に差し掛かった。昨日、一昨日と走り休養日としていたので、幾分体が頑なっているのを感じていたので、2周程は体が温まるまで控え目な走りとなっていた。体が温まったのでペースを上げた。歩幅を意識して広くとり、蹴返しも十分つけた。調子よく走れていたのだが、一瞬、気の緩みがあったようだ。遊歩道の上がり坂に差し掛かったところで緩いカーブを右曲がりにこなした。随分以前に足元を滑らせて、右側を下にした体勢で地面叩きつけられたところであった。その地点無事通過して、坂道を左カーブで上がって行くときに、右足爪先が地面に突っかかり、転倒した。かばい手をした手のひらに砂利道舗装の小石の先が痛みを与えていたが、擦り傷を負わずに済んでいた。両手と右脛で受け身をとったようだ。タイツを履いていたのと、膝サポーターをしていたのが幸いしたようだ。果たして、大丈夫かな?となった。

今まで、3度転倒していた。過去の3回は結構深い擦り傷を負っていた。認知症になると、足元も危うくなるようなことを新聞の記事で読んだような気がする。